セロー225 ベースガスケット交換

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オートバイ

ベースガスケットからのオイル漏れと最近異音が気になっているセローの腰上を開けてみることにした。

走行距離は44,345kmで腰上を開けるのは今回が(恐らく)初。

整備書を見ながら交換が推奨されているものを片っ端から注文し(何故かOリングが3個足りなかったけど)備えていたけど中々時間が取れずで漸く作業に取り掛かることに。

その他、テルクレンチでヘッドを締め込むのは不安があったのでトルクレンチも新調することに。

色々と悩んだ末に東日のMTQL140Nを購入。決めては20-140N/mのワイドレンジ。

 

作業は先ずはアンダーガード、エキパイ、マフラー、ホーン、シート、タンクなどの邪魔になる外装を外す。

カムスプロケットカバーを外して上死点に合わす

写真を色々と取り忘れているけど、圧縮上死点を出してからスプロケットをロックしているセンターナットを緩める。

60N/mでしっかりと留まってるので長いブレーカーバーがあると作業がしやすい。

外したら落下しないようにワッシャー共々引っこ抜きチェーンが落下しないように、今回はタイラップとバンジーコードで固定。

スプロケットを外し、ヘッドボルトを4本とシリンダーと繋がっているHEXボルト2本を引っこ抜きキャブを外してヘッドを下ろす。

ここまでは楽勝。

 

ヘッドを下ろしたところ
予想以上にカーボンがこびり着いていた

ヘッドは燃焼室のカーボンを落とすためにプラグを刺してから裏返しにしてエンジンコンディショーナーを吹き付けて放置する。

抜いたシリンダーには綺麗にクロスハッチが残っており一安心。

シリンダーが中々抜けずに頭を悩ましていたら、なんとシリンダーとケースがHEXボルト2本で繋がっているのを見落としていて外したら無事抜けた。

ケースとシリンダーを繋いでいるボルト穴には雨風泥ゴミが蓄積しているので分解前にパーツクリーナーとかで穴を洗浄して置くのが良い。

 

シリンダーを引き抜いたところ

ガスケット剥がずのが一番苦労しそうだとの予想が大当たりして、作業時間の1/4くらいはガスケットを剥がす時間に使った。

OLFAのスクレーパーを用意していたけど、かなり強敵で次回はケミカルを準備しておいた方が良さそう。

チェーンテンショナーのガスケットが強力すぎて泣いた。薄くシリコングリースを塗っておく方が良いのかな、忘れて締め込んでしまったけど。

戻し作業

二番目に苦労しそうなところと思っていた、ピストンリングを縮めてピストンをシリンダーに戻すところ。

整備書には指で縮めてと書いていたので、それに従いピストンリングコンプレッサーは準備せずに臨んだら玉砕。

爪から血が出そうなくらいに気張って気張って漸く挿入完了、次回はピストンリングコンプレッサー準備する。

後は元に戻すだけど。

ボルトというボルトにはスレッドコンパウンドを塗り付けておいた。

ヘッドボルトの締め付けはトルクレンチがあって良かった。手の力だけではガスケットの潰れや本締めなどで後々心配になっていたかと思う。

カムチェーンのオートテンショナーのクリップが外れており、最近の異音の原因はこれだったのでは。乗ってみて異音が消えてればビンゴ。

 

完了

 

今回交換したパーツ
シリンダーベースガスケット
ヘッドガスケット
シリンダーダウエルピンのOリング
ヘッドボルトプレートワッシャー
エキパイ固定ボルト

エンジン内部で一つだけ部品が失踪したため使いまわしてしまったOリングがあり、近日もう一度対応することになりそう。

ヘッド下ろせば良い作業なので、次回はヘッドもばらしてみたりもしようかな。

作業時間は20:00開始の3:30終了なので、7時間半もかかっていた。

交換した部品自体は4,000円程度かな。

 

作業後に緊張のエンジン始動は問題なく近所を少し走行しオイル漏れが無いかの確認も完了。

ピストンリングの交換はしてないので、少しずつ速度を上げて300kmほど様子をみて問題無ければOKかな。

 

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