セロー225WE 令和元年最後の修理

スポンサーリンク
オートバイ

今年もあと僅か、今年起きたセローの不具合は今年のうちに修理をば。
最後の大物であるステーターとスプロケットの交換。

今年は北海道に行けず距離が伸びなかったが故障続き。

スプロケット

ドリブンスプロケット

10N/mで留まっているボルト、抵抗なく外せた。緩んでいたわけでは無さそうだけどちょっと不安になる緩さ

スプロケット外したら奥のオイルシールも交換

このオイルシールがなかなか外れずに難儀した。
ゴムが硬化してピックツールやらでほじくり出そうとしてもその場でゴムが崩れる。
とりあえずラスペネを染み込ませて放置。

シャフトとシールの隙間に入る頑丈で細い棒状の物が無いかと工具箱をひっくり返していたら、出てきたのがアイスピック。
アイスピック先端をシールの鉄板部分にうまいこと引っ掛けて梃子の原理で少しずつ引き抜いて漸く外れた。

ボロボロ

外れたところ

シール叩き込む用にソケットを充てがってみて、丁度良さそうだったのがKokenの24mm(1/2)

新旧スプロケット

今回は前後中古良品を探して交換。
ドリブン側はまだ山は大丈夫そうだったけど、プラスチックのカバー?のようなものが表裏とも全て吹き飛んでいた。
これ何のためのものなんだろう?粉砕して無くなるなら最初から不要な気もする。
戻すときはボルトに一応ロックタイトの中強度のものを塗布して締め込んだ(10N/m)。

ドライブスプロケット

ホイール外して33N/mのトルクで締まっているスプロケットを外す。
長いブレーカーバーがあるとほんとこういう作業には便利。

ワッシャーも用意していたのだけど、ロックするタイプでは無くナットを外して分かったのが、ロクナットであった。確かアクスルシャフトのナットもロックナット。
次回はナットも準備しておいた方が良さそうで、今回は使いまわして中強度のロックタイトを念のために塗布。

新旧スプロケット

完全に終わっていたドライブスプロケット。
ここまで使い切ったのは初めて。50,000kmで交換が恐らく丁度良さそう。
50,000km保つってのは中々素晴らしい、流石鋳鉄純正品。

ステーター

ステーター交換時は明け方に近付いていたので写真撮りながらやっている時間がなくなる。
ステーター故障の症状は、セルでエンジンがかからなくなる、高速走行中アクセルを戻すとパワーダウンして止まりそうになる、アイドリングが不安定でアイドリング中にエンジンが停止してしまう。などなど。
この症状が出たらステーターの抵抗値を測ると一発で故障判定可能なのでテスターは必需品。

キックではエンジンが掛かるのとステーターが中々痺れるお値段のため躊躇していたが、清水の舞台から飛び降りて購入。
今回はピックアップコイルは正常で交換はしないけど作業効率のために配線は外す。

配線が硬化してたり細いところを潜らせてたりで引き抜くのは少々大変で、戻すのはもっと大変だった。

ステーターはネジロックで留まっているのでヘックスボルトの頭を舐める可能性があるとちらほら見かけていたのだけど、見事一本舐めてしまいどうしたものかと違うメーカーのものを刺してみたらヘックスレンチが食いついてくれたのでなんとか外れた。
先に使っていたのはTバーハンドルに取り付けたKokenのヘックス駒で、最終的に外せたのはPBのヘックスレンチ。こういう工具も複数あると対応が早いことがある。

試乗

セルモーターは当然復活し、アイドリングも安定しアイドリングで停止することも無くなる。
気持ち加速が良くなったような気もするが、気の所為かと。
スプロケット交換は特に体感は無いが、先日グリスアップしたおかげでスイングアームが気持ちよく動いているのが分かる。

ステーター、スプロケット共に58,000kmが限界という個人的なデータが取れたけど、次回はもっと早くに交換。

コメント

タイトルとURLをコピーしました