2022 北海道/東北の旅 トラブル編

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オートバイ

最後。
今年9月のシルバーウィーク、9連休カマせそうなのと仕事を調整すればプラス1-2日追加できそうかなと思い始め、初の年二回の北海道放浪旅をしてしまうかもしれない。

今回は長期に渡り放浪していたので、トラブル三昧でもあった。
長期だったので、かなり入念に整備をしたのに駄目なときは駄目なんだなーと諦めつつ解法を探り、何とか一人で乗り切り無事に帰宅出来たけどpx200は瀕死の状態まで使った感あり。

先ず最初に訪れたトラブルは、初日に大洗のフェリーターミナルに向かう途中に起きた。
詳細をここで書くとバッシング受けるので割愛。
昨日まで調子良かったのに全く吹け上がらなくなり、コイル替えたりプラグ替えたりを大洗フェリーターミナルでするも解消せず。
ここで誰かに相談したら、引き返せと言われるのは目に見えており何とか北海道に渡ってやろうとあれこれするが駄目。
かなり悩んだが、えいやでフェリーに乗船。乗船中は原因の特定をすべくあれこれ考える。
翌日雨の苫小牧に降り、調子を確かめるが相変わらず駄目。
雨が凌げそうな場所に移動して、前日同様にあれやこれや弄るが改善せず。ああこのままフェリーで戻ることになるのかーと半ば諦める。
キャブを覆っているカバーを外し、状況を確認しながら指でチョーク(吸入口を塞ぐ)してみたらスロットルが安定する???
おやおやおや、これってもしかしたらスロージェットが詰まったかでスローが薄くなってしまったんじゃないかとあたりを付けてジェットを交換することにし、持参したジェットを確認すると大きい番手しか積んでこなかったので一つ上のジェットに交換すると、なななんと復活!
これジェットの不良かジェットに何かが詰まったんだろうかね。前日までは調子良くセッティングが決まっていたのにかなり残念である。
因みにこのジェットはBGMってメーカーのもので、かなり不信感が湧いたのでこのメーカーのものは当分買うのを控えようと思った。

そして、そのまま北海道を旅することにした。ぶっ壊れたら帰ってからエンジンオーバーホールすりゃー良いじゃん!と能天気に。

このトラブル後、何故かは書かないけど分かる人には分かるかと思うけど、トルクが減り最高速度がMax90km程度になるもいつもどおりに走ってくれ旅を続ける。


携帯電話の給電はpxのバッテリーから行っており、北海道上陸後3-4日してから全く充電されなくなる。

最近の給電ケーブルが優秀でボルテージを表示してくれる。その表示を確認すると7.4v……充電出来ないよねー。
ほぼ新品のバッテリーを積んで来たので、バッテリーが死ぬ事はあまり考えられず、恐らくレギュレーターあたりが逝かれたんだろうと思う(帰宅後レギュレーターは交換してみたが直ったかは不明)。
携帯電話に旅程を詰め込んでいたので、携帯電話が使えないと非常に困る。
新品のバッテリーに一旦交換して様子みるかと脳天気なことを考えて北海道でバッテリー扱ってそうなところに出向くも、そんなバッテリー在庫してねーよと、、、なんと結構特殊なサイズのバッテリーだったんだとそこで気付く。
これ以上探しても無いだろうと、乾電池で携帯電話を充電出来るものをセイコーマートで購入しその後はそれを頼りにする。乾電池はどこでも売ってるので。


トラブルでは無いが、羅臼峠から斜里に向かう道中で初めて野生の羆に遭遇する。
羅臼峠を下っていると前方に黒い動く影が視界に入ってくる。直感で鹿ではない、羆だろうと思った。
馬鹿な観光客(わナンバーの車)が近付いて写真を撮っている。
こっちは肌を露出しているオートバイ、頼む馬鹿は死んでくれと思いながらどうするか頭を働かす。
羆の最大速度は60km/hとのことだったので、pxでそれ以上の速度で通過すれば追ってくることは無いだろう、下りで良かったと脇を全開で通過し事なきを得る。

ただこの瞬間は写真に収めたいと走行中に首からぶら下げたRicoh GRで撮影をする。

後日、札幌の羆に詳しい方にこの画像を見せたらかなりでかい個体だねーとのことだった。


羆に遭遇した日は国設知床野営場で野営。
気付いたのは二日後だけど、恐らくこのときにやられた。腰の辺りをマダニにガッツリ喰われていた。
2日ぶりに入った風呂で身体を洗っていると腰に何か違和感を感じ、嫌な予感満載で取り敢えず爪で潰してみると虫と思われる足のようなものが取れる。
分かってはいたけど、そう取ってはいけないと分かってはいたけど、剥がしたくなり指を食い込ませて剥ぎ取った。
予想取り、昔犬猫に付いているのはよく見かけたマダニが俺の腰に噛み付いていやがった。
全身分かる感じで剥がせたので大丈夫かな?いや病院には行ったほうが良いよなーと近くの病院を探すと皮膚科どこにも無い。。
持参したキンカンを1時間おきに大量に塗布し、明日病院に行こう!と思っていたが何故か大丈夫だろうと!いう気持ちが強くなり、そのまま病院には行かずに礼文島に渡り、その後特に何も発症せず今に至る。
運が良かっただけだとは思うが、北海道のキャンプ場で鬱蒼としたところでテントを張るとマダニの危険があるということは覚えた。


px200の3.50-10というタイヤは今国内で入手できるものは少なく殆どが原付き用で高速走行や荷物山盛りなんて用途は考えられてない。
そんなタイヤをpxに履かせて旅をするとなるとタイヤの減りが気になる。
いつもお世話になっているタイヤ屋ではDunlopのD307というのが常時在庫なようでふらっとタイヤ交換しにいくときはそのタイヤに交換してもらう。
このタイヤ、3000km走行で丸坊主になる(リアね、フロントはほとんど減らないので)。
で、今回の旅でも新品を履かせて来たが荷物と距離を乗るとリアタイヤの減りは早く、2週間ほどでリアタイヤのスリップサインが出てしまう。
100%嫌がられるだろうなーと思いつつ背に腹は代えられないので、GSでジャッキを借りて前後のタイヤを入れ替えるも、既にスリップサインを通り越して丸坊主になっていた。

このまま旅を続けても不安しか無いので、そのときに滞在していた帯広界隈でタイヤ交換してくれそうなところに電話かけまくるが、無理とかそのサイズの在庫は無いとかで断られまくり。

これは少々まずいぞ、この状況で入れ替えたリアもすぐに減るだろうし、どうしたものかと大都市札幌の店に電話かけまくる。
量販店3店舗は外車は過去の経緯から請けないことにしていると門前払い。もうその3店舗には行ってやるかと心に誓う。
露頭に迷いながら、札幌でベスパを扱っているって宣伝していた店に電話してみたら、、、もう最低で話にならなかった。

もうワイヤーが出るまでは走れるだろうと思って残りの工程を走り切るしか無いかな?と考えながらこれで最後と思った札幌のタイヤ屋に電話をしたら、「良いですよ、やりますよ!」と引き受けてくれ、もう涙しかなかった。

翌日、そのお店にお邪魔し何とかタイヤ交換をして頂くことができ無事に旅を続けることができた。
ほんと感謝しかない、札幌のリバーランドサービスさん

リバーランドサービスさんで交換して頂いたのはフロントで、その後またリアのスリップサインが現れ、今度はキャンプ場で端材を借りて車体を浮かして前後ローテーションを決める。

この後はタイヤの不安を抱えずに帰宅した。
S.I.Pのチューブレスホイールはかっこいいし、旅先でパンクしてもすぐに修正可能だろうとチョイスしていたのだけど、旅に出るなら合わせホイールが最強と確信した。
タイヤレバーが無いと厳しいけど、それは積んで行けば良いので次回以降はフル合わせホイールで行くと誓う。試される大地と言うらしいが、ほんと試してきた。大都市札幌でもS.I.Pのチューブレスホイールにタイヤ嵌めてくれる店は無いぞ!合わせホイール最強だね!


札幌泊の日にホテルに向かっていたら突然エンジンストップ。
キック蹴るも蹴るも蹴るも、一向にかかる気配なし。
とりあえずスパークプラグを外して掃除をする。網走のイエローハットでキャブの掃除をと思いキャブクリーナーを購入していたのでカーボン除去を願って電極に吹きかけまくって暫し放置。
ウェスで綺麗に噴き上げてから装着し、キックするとエンジン始動。スパークプラグだったかー
とホテルに向かうとまたまたエンジン停止。もしかしたら違うところにガタがきてるんじゃないかと考えたが、他のところが駄目だった場合は旅はここで終了になる。
このとき付けていたのが実は予備で持ってきていたスパークプラグで、苫小牧港で交換したものになる。それから3000kmほど走っていたのかな?苫小牧港で外した方に戻すとなんとか息を吹き返してくれた。
予備のスパークプラグは1本しか持ってきておらず、このときもスパークプラグなんてオートバックスとかホームセンターで売ってんだろうと舐めていた。
札幌市内で探せば良かったのに函館に入って時間に余裕ができたときにB6ESのスパークプラグを探しに市内を探すが、どこにも取り扱いが無い。これは参ったと恐らく死んでしまったスパークプラグも予備として保管しておかないとまずいなとなり、キャンプ場で死ぬほどキャブクリーナーを吹きかけて洗浄する。
その後スパークプラグには問題は出なかったが、豆にキャブカバーを開けてキャブクリーナーで洗浄してやらないと調子を崩すことも学んだ。恐らくキャブもエンジンもお疲れで限界だったんだとは思うけど。


ここからは帰宅後の話。

トラブルでは無いが、いい感じの豪雨に何度が当たり、常に野外だったので外装が錆びまくりで錆転換剤を塗りまくった。
透明かと思ったら銀色のものを買ってしまい、薄汚れた白い車体に銀色がアクセントとなってしまった。

エンジンはほんと終わったのでオーバーホールをする。
どんな仕様にしようか?って今は楽しくてしょうがない時期ではある。

 

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