PX200E – クラッチ交換

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メンテナンス

北海道で駄目にしたPX200Eのクラッチを交換する。

先ずはギアオイルを抜く。
相変わらずドレンのマグネットに鉄粉が付着し、抜いたオイルにはキラキラと真鍮の削りカスのようなものが出てくる。この真鍮のようなものは恐らくクラッチで使用しているブッシュと思われる。

今回はRブレーキの状態も見るためドラムとホイールを一緒に外す。この方法で外すのがかなり楽。

クラッチのカバーを外すと中から真鍮の破片が出てくる。
王冠タブの爪が折れてなくなっていたが、恐らくこれが鉄粉となってドレンから排出されていたのかと思われる。
クラッチバスケットのナットがかなりきつく締まっていたので、そのせいかもしれない。SIPの動画を見るとここは40N/m程度のトルクを推奨していた。あんまり締め過ぎはよくないとか。

王冠を外すのに手こずるが無事クラッチバスケットを引っこ抜き完了。

予想的中。クラッチの爪が捲れていてこれが原因でクラッチの切れが悪くなっていた。
この症状3度目なのだけど、クラッチ操作が荒いのが原因なのか、ぶん回し過ぎなのが原因なのか???

今回はFERODOの強化クラッチと強化スプリング(メーカー不明)に交換をすることにする。
クラッチ板は説明書に2時間以上オイルに漬け込んでから組み付けろと書いてあったので6時間ほど漬け込んで熟成させる。

組み込み完了。

今回組付けペーストにWAKO’Sの二硫化モリブデンスプレーを使用してみた。以前組んだときにギア鳴りが酷かったのでその教訓を活かす。

バスケットを戻し、新品の王冠を嵌める。
クラッチカバーのボルトのトルク値は27N/mとかだったのだけど、それだと締めすぎになり何かネジ山が舐めそうな感じがしたので、15N/m程度に抑えておいたが、これケース側が弱ってんのかなー。


何か勘違いしていた。クラッチカバーのボルトトルクは6-8N/mが正解だった。これもう一度外してネジ山チェックしておいた方が良さそうだ。

 

その他、ブレーキシュー、ドラムを綺麗に掃除して戻し、ギアオイルを入れる。
今回もYACCOのものを使用。このオイルはほんと良い。

リアのタイヤは4,000kmほど使用したかな、スリップサインが出ていたのでフロントと入れ替え、フロントはスペアタイヤのS1にする。

交換後試乗をすると、クラッチは3倍くらい重くなったが、切れは元にもどるというかかなり良くなる。
フロントからリアタイヤにしたContinentalはやっぱ駄目だな。SIPのタイヤはグリップが良かった。
フロントが2.0Jでリアが2.5Jの組み合わせ、SIPのサイトを見るとセンターが微妙にずれると書いてあったのでそのせいなのか左に車体が偏る。

 

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